Chamaedorea microspadix(チャマエドレア ミクロスパディクス)


クライメートゾーン9aクラスの耐寒力を持つヤシの中ではおそらく最も小型です。
種名のmicrospadixはギリシャ語で「小さな花序」をあらわします。
薄い半透明な葉と竹のような細い幹で儚げな雰囲気ですが、信じられないほど霜や直射日光、高温から低温までよく耐えます。
英国王立園芸協会のガーデンメリット賞を受賞しており、トロピカル風のお庭づくりに最適です。
空気清浄効果が高く室内の観葉植物としてもおすすめです。


2024年

4月 ミクロスパディクスXラディカリスの実

こちらで記録をつけます

サイズ比較

自家結実のミクロスパディクスは、元々ラディカリスの種に混ざっていたもので「広葉ラディカリス」として記録をつけていました。
しかし、ラディカリスよりも大きな種です。


1月17日 実測-4℃くらい

昨年のクリスマス寒波が-5℃、1月24日の寒波が-3℃でした まだまだ冬半ば油断はできません

下のほうは霜が少なく放射冷却の影響が少ないことがわかります

葉っぱが凍ることには変わりないですが


2023年



11月18日の初雪から1週間後

ここにあった鉢植えはイラワラキングパームの場所に地植えしました 現在は地植えのミクロスパディクスのみです

前年の6月に植えたミクロスパディクス 奥はオレンジ色はラディカリス(通常種)の実

屋根からの冷気がもろに当たり霜が降りやすいですが排水付近のためホットスポットでもあります




8月

最高気温が全国観測地点一位になることもしばしばの京都 毎朝の水やりを欠かさなければ夏バテとは無縁です

梅雨入り

毎年ハグロトンボが来ます

6月


ミクロスパディクスXラディカリスの種はすべて前述のような発芽しそうにないものでした

大雪によりイラワラキングパームは8割が越冬できず イラワラを堀上げて跡地にミクロスパディクスを地植えしました



5月 開花しました


ラディカリスの種に混入していたとみられるミクロスパディクス 今後はこちらで記録をつけます


3月
越冬明けで葉っぱが枯れています。ミクロスパディクスXラディカリスの実は9つ。

一つ落ちてたので割ってみたところ種がありました。発芽は無理だろうけど蒔いてみよう。


2022年

10月
ミクロスパディクスXラディカリスの実を2個づつ収穫しました。


こちらはラディカリスの実


大きさ比較 ラディカリスよりXミクロスパディクスのほうが大きいのが面白い。ミクロスパディクスはRPSで購入した種

果肉を取った状態


ミクロスパディクスXラディカリスは2つとも種なし

ハイブリッドならず…

ラディカリスは種入り

冬の間外で蒔いてみよう。

8月15日

ミクロスパディクスXラディカリスの実あれから

左の薄い色がラディカリス(アルボレセント)の実 右がミクロスパディクスXラディカリスの実
面白いことにラディカリスの実よりも大きく、なかには13〜14mmのものもあります。

種のサイズはまだわかりませんが皮が薄ければミクロスパディクスの種は6oくらいなので倍の大きさになるかもしれません。
ミクロスパディクスの種のストックがありますので収穫後に比較してみたいと思います。

6月に地植えしたミクロスパディクス

北側


北西 奥から 地植え 鉢植え 地植え 地植え 鉢植え
今のところ地植えしたほとんどの苗が鉢よりも成長が遅れています。 八月は地温が高すぎるかも?

2022.6 実生4年生 




2022.6.16

中央がミクロスパディクス雌花、周りを覆っているのがラディカリスアルボレセントの雄花

ミクロスパディクスの雄花がありませんので結実できたら100% ミクロススパディクス X ラディカリス になります。

どうかな…?


なかなか羽状葉にならないミクロスパディクス


2021〜2022

越冬中積雪で折れたりしました。6月には葉が2枚展開して青々と。


2021.6.24
雌花が咲いたので、チャメドレア ラディカリス(アルボレセント)の花粉を付けてみたところ2つ残って膨らんできました。

ミクロスパディクスxラディカリスのハイブリッド1号になるかな

その後落果しました…


2021年6月
ラディカリスと一緒に露地植えしました。

春から既に直射日光に慣らしてあります。
エアコン室外機からの熱風と長時間直射日光が当たる環境です。
暑さに極強のセリフェラを置いて風よけにしています。



2021年2月後半 低温でおそらく休眠中







ここは北向き 冷たい北風で上の方はダメージを受けています


2020年9月 Chamaedorea microspadix 実生2年生 













こちらは Chamaedorea radicalis (チャメドレア ラディカリス)

レアパームシードから入手した種から。同ロットの種子から1/8くらいの比率で葉の幅が広いタイプがでました。
ミクロスパディクスと似ています。比較するとこちらのほうが葉の厚みがある感じ。
今後の成長過程を観察していきたいと思います。




2020年夏 Chamaedorea microspadix




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