2023〜2024越冬記録
その3

4月
日光が強くなってきました

ラノニア ダシアンサ 環境が変わって直射日光が差し込むようになり葉焼けしてしまいました 
↓こちらは相変わらず日陰のダシアンサ

春先の遮光が重要なのがわかります

建物の隙間のイラワラキングパームは無傷 厳冬で壊滅、暖冬で無傷 最低温度たったの1〜2℃違いなんですがこの差は大きい
気象庁の統計によると2月の最低気温平均は2022年と比較して3.6℃高かったということで観測史上2番目の高温です
実はもう一本越冬したのですが猫がジャンプしたときにポッキリ逝ってしまいました…

屋根に遮光ネットを張りました

放射冷却による霜よけ、強光を和らげる効果を期待したい 単管パイプは状況に応じて組み換えられるので便利

あぜ板棚は木の湿り対策、防虫、鉢底の通気性を良くするために敷いています

古くなった棚板は床板に。腐って崩れて土になる頃、今の棚板を床板にローテーションすることになります
棚の下は剪定ごみとか土に還りそうな木を熟成させ、たい肥にして将来地植えスペースにします。

お隣さんの北側にヤシを地植え

 黒潮椰子園と同じタイプの砂質土壌で踏むと固まる 有機質を混ぜて経過を観察します

Lanonia dasyantha(Licuala dasyantha)

ラノニア ダシアンサ/ベトナムパラダイスパーム

Rhopalostylis sapida

ニカウ

Chrysalidocarpus decipiens(Dypsis decipiens)

マナンベヤシ

Chamaedorea radicalis

チャメドレア ラディカリス 手前が通常種 奥がアルボレセント


トウジュロxシュロチク


ミニトウジュロ
 マナンベヤシ以外は屋外越冬した苗です

4月なのに最高気温27度の予報が出ています ここ3日間の気温差が24度!

資材置き場に地植え

高級防草シートは水やりすると弾いてしまうことがわかりました 黒潮椰子園の防草シートは一般のと交互にするべきか

Nannorrhops arabica silver

露天では越冬不可能なアラビカシルバー 今冬は水槽内で越冬させました
次の冬は屋根と周囲を完全にカバーした状態で実験します

Butia lallemantii

ブティア ラレマンティー
小型のブティア属

Syagrus harleyi

シアグルス ハーレー
小型のジョオウヤシ属

5月

室内でコンテナごと袋に入れて越冬させる実験

床に加温シート、植物育成LEDを当てました
 結果はいまいち

底の水溜りは温められて、袋は結露するほど湿度は保たれ、葉の保湿はじゅうぶんでした
が、コンテナと鉢に隙間があるため土が乾燥してしまったことが原因です。
底面を温めず、上半分より下半分が冷えるように設定する方が土の湿度が保たれたかもしれません。

Raphia australis コシパームの水槽栽培実験

ダメージがみられますが全株越冬しました 水槽の外側、特に水面から外れている葉が枯れているのがわかります
蓋を外したのは良い結果につながったようです

中心に近い株ほどダメージが少ないのは、水温にムラがあるということでしょう 
フィルターは2台稼働しているので強めの水流ではありますが鉢で流れが遮断されているので

温室のビニールを撤去

室内管理の半耐寒ヤシをちょっとずつ出していきます。熱帯系は6月まで室内です。


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