2021〜2022
越冬結果と新しい地植え


ブラヘアアルマータ(Brahea armata)

今冬は雪で葉が折れてしまったり新芽が抜けたりと状態がよくなかった。
6月後半の猛暑でみるみる回復しているようでヤシは本当に温度が重要だと思う今日この頃です。

養生スペース

春の日差しは強力ですが葉焼けにかまっていられないくらい寒い… 少しでも温度が稼げるように。回復に熱と日光が必要です。

露地植えのシルバーソウパルメット(Serenoa repens 'Silver' )とライトヤシ(Acoelorrhaphe wrightii) 越冬しました。


北向きのライトヤシ 越冬しました。


ナンノロプス カシミール(Nannorrhops ritchiana 'kashmir') 越冬成功 


春に植えたブラヘアデクムベンス(Brahea decumbens)

なかなか掌状葉にならないデクムベンス 


ブラヘアムーレイ(Brahea moorei)  地植え開始。


ブラヘアsp.スーパーシルバー(brahea sp super silver)



トラキカルプス プリンセプス ブルーシルバー(Trachycarpus princeps blue silver)ストーンゲートパーム 2回目の発芽苗


だんだん小さくなっていくプリンセプス


アフリカチリヤシ(Jubaeopsis caffra)、ニカウ(Rhopalostylis sapida)、ブロンズパーム(Oraniopsis appendiculata)

アフリカチリヤシは下葉が雪で倒れています。ニカウは傘から落ちる雪に埋まりつつも無傷で越冬

傘で雪が被らなかった葉は上を向いています。
今年は新芽が抜けなくてよかった


アフリカチリヤシ2号地植え開始

半日陰です。1号の場所はテーブルヤシが越冬できませんでしたが、この場所はテーブルヤシが越冬しているので条件がよさそう。

アフリカチリヤシ 暗い場所で葉が徒長しません。じつは日光あまり好きじゃないんじゃないか説



ブロンズパーム 意外な耐寒性があります。春に葉先が日焼けした程度です。


マナンベヤシ(Dypsis decipiens) 北側露天

今冬はディプシス全般のダメージが大きいです。

マナンベヤシ 温室軒下

雪にさえ当たらなければ無傷。休眠中の水やりはほぼ不要です。

マナンベヤシ

結構昔に捨てた種から発芽したものです。土が合ってないので全然大きくなりません。何年も越冬しています。


北向きの実験場 地植え開始

左から ディプシスアンボシトラエ(Dypsis ambositrae) 、マナンベヤシ、アンドリンギトラパーム(Ravenea glauca 'andringitra') 
アンボシトラエとマナンベパームは鉢でこの場所で越冬しましたが根腐れしていたので少し不安があります。
冬までに屋根を作ります。放射冷却を少しでも和らげるためプリンセプスを北側に植えました。

アンボシトラエの新芽が展開しました。根っこが減ったためか小葉の数が少なくなっています。



シアグラス カンピロスパザ(Syagrus campylospatha) 地植え


チャメドレア ラディカリス アルボレセント(Chamaedorea radicalis arborescent) 地植え


チャメドレア ミクロスパディクス(Chamaedorea microspadix) 地植え


ミクロスパディクス 地植え


直射日光が当たる場所で地植えしていたベトナムパラダイスパーム(Lanonia dasyantha)

ここで2回の厳冬を経験しています。春先の日光で必ず葉焼けするので掘り上げることにしました。
年中日陰の場所に移動しました(右下)


後日樹脂の棚を温度を計ると50℃以上(気温35℃)になってたので外すことにしました。

こちらでポイントごとの温度をまとめてみました。

板の下は27℃






建物の間 

風が吹く明るい日陰。日陰好きな植物であれば良い環境です。

イラワラキングパーム(Archontophoenix cunninghamiana 'illawarra')、ベトナムパラダイスパームは地植え ブロンズパーム、ニカウヤシは鉢植え 

ブロンズ、ニカウ、ベトナムパラダイスは3日程雪に埋まりましたが無傷で越冬しています。地植えのイラワラキングパームは少しダメージを受けました。
鉢植えのイラワラキングパームは枯れているものがありました。カーリーパーム(Howea belmoreana)は1本を残してみんな枯らしてしまいました。
越冬時と配置が変わっています。

温室のビニールを外しました

ブラジルヒメヤシ(Lytocaryum weddellianum)の葉がドライ化して枯れそうになりましたが持ち直したようです。
他はよい状態で越冬しました。

ディプシス バロニー(Dypsis baronii)



手前ディプシス バロニーと奥はディプシス オニラヘンシス(Dypsis onilahensis)

オニラヘンシスはマダガスカル政府公認の輸入品ということでヤフオクで購入した種です。
小葉の形が変わっています。アップライトフォームかも。

チャメドレア テペロジテ(Chamaedorea tepejilote) 地植え開始



ケンティオプシス オリヴィフォルミス(Kentiopsis oliviformis) 地植え開始


イラワラキングパーム

遮光40パーセントの白ネットで上を覆っています。面白いことに遮光ネットの抜けた部分に葉焼けがありました。
簡単な覆いだけでも十分効果があるということです

ストーンゲートパーム

皮を取り除いてみました。
棕櫚の皮取りはかわいそうと思えますが、クライメートゾーンに余裕があれば悪くないように思います。
理由は、皮は日光で蓄熱する、冬は保温になりますが真夏の雨後に日光が当たると中が蒸れるのでしょう、下層の皮を取った瞬間カビのような匂いがしたから
また、皮の下に隠れた葉柄は、最初白かったのが日が当たると葉と同じように光合成することがわかったからです。
4日後↓

皮を取るのは簡単。葉柄の両サイドの繊維を普通のはさみで縦に切るだけ。
幹の皮は固着した葉軸を切り落とすと無くなります。耐寒性の変化は次の冬で観察します。

トラリヤシ(Parajubaea torallyi var. torallyi)の繊維も同じように切り取ってみました

こちらも耐寒性に変化が出るか観察してみよう
左のライトヤシはブラへアと同じように調子が悪かったのですが猛暑で回復しています。
トラリヤシの木陰はベトナムパラダイスパームやニカウにとって最高の環境です


ズンカヤシ(Parajubaea sunkha)とトラリヤシ


前冬(2020〜2021)と比較して、今冬は積雪日数が多く低温多湿でした

今冬不調だったヤシ 今冬好調だったヤシ
ディプシス全般
ブラヘアアルマータ
サバルエトニア
ライトヤシ
シュロチク
カンノンチク
ノコギリヤシ
テーブルヤシ
トリスリナクス
ニカウヤシ
ブロンズパーム
ベトナムパラダイスパーム
チリサケヤシ
ブティア全般
シュロ全般
サバルヤシ
チャメロプス全般
イラワラキングパーム
耐寒チャメドレア

畑で今まで越冬してきたノコギリヤシ、サバルエトニア、ライトヤシ、シュロチクカンノンチクが枯れていた
畑のチリサケヤシ、ココスヤシ、シュロ(トラキカルプス)は良い状態で越冬した
露天のマナンべヤシ、アンボシトラエ、ブラヘアが根と新芽にダメージを受けた
建物の間のニカウヤシ、ブロンズパーム、ベトナムパラダイスパームは葉に全くダメージがなかった
建物の間で地植えしていたイラワラキングパームは葉に軽いダメージ
遮光シート下のイラワラキングパームは遮光シートのすき間部分で葉焼けがあり、他は軽いダメージ
鉢植えのイラワラキングパームは枯れているものがあった
 
一昨年好調 今冬好調
極低温に強いが低温+多湿に弱い
乾いていれば-5℃以下に耐えられる
低温+多湿に強いが極低温に弱い
-5℃以下は難しいかもしれない
マナンべヤシ
ブラヘアアルマータ
ノコギリヤシ
ライトヤシ
ニカウヤシ
ブロンズパーム
ベトナムパラダイスパーム
イラワラキングパーム

2022年越冬後の様子でした。


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