2021〜2022越冬記録
後編


コモ巻きが強風であおられてヤシごとばったりと倒れてしまいました。
中のラべニアの葉がぽっきり折れてしまったかもしれません。

上のコモを外して下のワラを増やしました。パームハートだけでも越冬出来ればよし

古いすだれがあったので霜よけに使ってみましょう

今冬は降水量こそ少ないものの降雪日が多かった。日本海側に比べれば申し訳ないほど少量ですが…


1月21日 朝起きたら大雪警報

チャメドレア ミクロスパディクスとチャメドレア ラディカリス


何の対策していなかったアフリカチリヤシ まだ間に合う!

大慌てで傘を立てました



今年で見納めのシルバークイーン


こちらも見納めになるトラリヤシ





建物の間に地植えしているイラワラキングパーム



謎のチャメドレア ラディカリス幅広葉




シルバークイーンの下はズンカヤシとトラリヤシ 

幻想的
遮光シート上の雪は落としましたが残った雪が凍り付いて数日間残ってしまいました。

雪解けの雫が下のヤシを痛めるので来年までに対策しなくては

温度計

0℃ぴったり

 銀色の目盛が現在 青色は前日の最低温度で約-2.5℃

気象庁の最低気温平均

2月の最低気温の月平均は十数年でワースト4に入る低さでした。
しかし今冬の実測最低気温はそれほど低くなかったです。
4月後半は霜注意報と最高気温29℃の日が交互にきたり温度差の激しい時期がありました。




屋外露天の実測最低気温(2月25日) -4℃

温度計はこの場所(2月25日)



遮光シート下(2月25日)-2℃


温度計はこの場所(4月24日)

建物と温室の間になります。
真中のヤシはChamaedorea klotzschiana (チャメドレアクロツキアナ)

花が咲いています。


温室内

温室の最低気温は10℃前後を保てたので
屋根の高さを5.5m→2mにするだけでここまで温度を上げられるのかと驚きました。
今冬の電気代は地下に電熱シート、加温水槽2つで1月2月で5万円オーバーです。
来年は熱帯魚の水槽を温室に移動させようと思います。
これでも熱帯系の植物を温室で越冬させるのは無理でしょう。

この場所は計測していませんが-2℃より低くなっているはずです。



アフリカチリヤシは大雪警報の日から傘を立てたまま

毎年抜けてしまうアフリカチリヤシの新芽を今冬は守れそうな雰囲気です。

ブロンズパームとニカウヤシ

ブロンズパームはテラコッタの超深鉢に植えています。
ここでは水切れと春先の直射日光に注意すれば越冬します。

Chamaedorea woodsoniana チャメドレアウッドソニアナ(4月24日)

前冬は温室越冬で調子を崩しましたが今年はグロウボックスで養生したので絶好調です。

3月15日

コモを外しました

葉先が痛んでいますが新芽は元気なようです


4月24日

4月前半まで低温と霜で厳しかったかもしれません。半耐寒ヤシにとってGW過ぎるまでは冬だと思わなくては
5月11日カットしてみたところ成長点が空洞になっていて既に死んでいた模様。残念…


跡地にブラヘア デクムベンス(Brahea decumbens)を植えました。

ドワーフブルーパームと呼ばれアルマータのようなシルバーリーフになり、成熟しても巨大にならないので扱いやすそうです。
自生地が石灰岩の丘ということなのでサンゴを置いてみました。



越冬結果へ続く


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