和歌山でヤシを立てる

2023年春

実生を楽しんでいるうちにゾーン9b(最低温度-3.9℃〜-1.1℃)のヤシを増やしすぎました。当地の最低気温は-5℃〜-7℃(-9℃)まで下がります。
越冬にかかる光熱費(月5〜6万)は電気代の値上げで更に高くなりそうなうえ、越冬設備はそれ以上にかかり
将来維持を考えると暖地に土地を買ったほうが安いことになりそうなので…

 自宅から200km和歌山県南部 気温が氷点下にならないクライメートゾーンマップ10aの土地を購入することにしました。

尚、ゾーンマップは統計方法によって解釈が様々になります。

海沿いの丘の別荘地で、管理組合と入口にゲートがあるので安心。


太平洋の水平線


4月からセミが鳴いていてツツジの開花も早い
あとで知ったのですが春成虫になるハルゼミでした。

ここのココスヤシ(ブラジルヤシ)は50年以上の古株だそうです。

ちょっと面白い形をしたブラジルヤシを撮らせていただきました。

スギナが生えてる


葉柄がたくさん


黄色い葉っぱ


コンパクトで硬い葉っぱ


超コンパクト


巨大なブラジルヤシ


まるでチリサケヤシのような幹です。


Vbさんのグリーンスナップで紹介されていたvar.strictorと呼ばれるタイプかもしれません。

個性豊かで、いろんな顔があって面白いです。


50年以上の植栽ということで寿命を迎えたヤシも見られます。

枯れたヤシの幹にカブトムシの幼虫のような虫がいたと聞きました。

ヤシの天敵、ヤシオオオサゾウムシも和歌山県に上陸しているという。

ヤシオオオサゾウムシの幼虫はカミキリムシのように幹の組織を食べながら成長するのでヤシに一つしかないパームハートに達すると致命的でしょう。

今後観察していきたいと思います。


着きました。

中央には巨大なカナリーヤシの根本と幹
幹は苗床と化した王蟲のよう。

この土地で、ゾーン10a〜9bのヤシを植えていきます。


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