成長記録
Jubaeopsis caffra
アフリカチリヤシ
南アフリカ原産
ヤシといえばココナッツを実らせるココヤシですがあまりにも寒さに弱く本州での地植えは100%不可能です。
アフリカチリヤシはそのココヤシとそっくりな半耐寒性ヤシで、本州でも-5℃以下にならない場所なら越冬できるかもしれません。
遺伝学的にはチリサケヤシと近いため学名はジュバエオプシス(チリサケヤシそっくりさん)であり、
両者の生息域である南米大陸南端とアフリカ大陸南端が陸続きだった証明とされます。
生息域が非常に限定されていてほとんど知られることがなかった故の「そっくり」表現ですが
ココヤシより寒さに強く小型(最大6m程度)でチリサケヤシよりも成長が早かったり趣味の園芸に向いていると思います。
光量については意外と日陰の環境を好むので葉やけに気を付けましょう。
参考 https://en.hortipedia.com/Jubaeopsis_caffra
海の近くや川沿いだと日光が大丈夫になり、内陸部に植えられると葉焼けしやすくなるそうです。
どのような理由かニカウヤシもそうなるようです。
下に行くほど古くなります
2023年
7月
アフリカチリヤシ1号最終回
昨年の初夏と同じ状態まで回復しました
新芽も安定したしもう大丈夫でしょう
防寒がそろそろ限界っぽくなって来ましたのでヤシの巨匠338さんに堀上げをお願いしました。
広くて暖かい和歌山の土地に植えてもらえればこの子にとって幸せでしょう
達者で!!
アフリカチリヤシ2号
新芽が抜けてしまったのでボルドーで殺菌していました
おおっ
アフリカチリヤシは10年に1度の寒波を乗り越えるのは厳しそうです
こちらは掘り上げて和歌山の畑に植えることにします。
1月
パラソルで寒波に挑んだのですが無謀でした
根元に保温ライトを当ててみましたが雪にはほとんど効果がないようです。霜には効果があるのですが・・・
雪が溶けてから袋を被せました
2月
5月
養生テープを外しました
新芽周りをボルドーで殺菌します
生存チェック
新芽にサインペンで印をつけます
成長ヨシ!
2022年
12月 大きくなりすぎて傘に入りません。
8月後半
夏バテの様子はなく暑さにはかなり強いかもしれない
6月 傘を解除
葉色の薄い部分は冬に新芽だった葉です。
いつもならここから抜けてたのでしょう
下の画像は同じ葉で9月には色の薄い部分は跡形もなくなっていました。
葉軸 オレンジ色のライン
隣のアフリカチリヤシは越冬出来ず…と思ってたら夏に復活!
アフリカチリヤシ2号を地植えしました。
場所は南側のトラリヤシとズンカヤシの下です。
ここはテーブルヤシが越冬出来るスペースで1号が植えてある場所よりも条件が良いです。
春先の直射日光が当たる時期はアフリカチリヤシ、テーブルヤシ共葉焼けしてしまいます。
トラリヤシの根元は夏になれば風が通り、木漏れ日が程よく、冬になれば雪と霜を防いでくれます。
春 イエローの葉脈
5月 傘のおかげで新芽を守ることができました。5月はまだ寒い日があるので6月まで傘をさしておくことにします。
色の薄い部分は越冬中に根が休眠していた事による栄養不足の名残でしょう。
新芽が抜けるのは生長点にたまった水が凍結して新芽を傷をつけ、さらに
春が来ても地温が低いため根が栄養が吸収できず抵抗力が落ちて菌に負けてしまうのかもしれない。
2021〜2022年越冬 傘で保護
2021年
2020〜2021年の冬は厳冬で-3〜-5.5℃の低温が1週間ほど続きました。
春に新芽が抜けてしまいましたが夏には一回り大きくなって復活
アフリカチリヤシとセネガルヤシ
質感がもっちりして色がよく似ています。小葉の形状はアフリカチリヤシが山折り、セネガルヤシが谷折りなので識別は簡単
2019〜2020年の越冬は無保護でした。
暖冬で雪があまり降らなかったので油断してしまいました。
2020年越冬後
伸びていた展開前の新芽が腐っています。
絶望的状況
6月4日
なんと!6月に入った頃に新芽が出てきました。
6月20日
奇形葉ですが2本同時に伸びています
7月16日
通常葉らしき新芽が伸びてきました。
土の表面にコケが蔓延しないようボラ土を敷きました
7月31日
ここはしっかり液肥を与えています。
8月31日
8月は40℃を超える恐ろしく暑い日が続きましたが休眠することなく、また2本の新芽が伸びてきました。
9月30日
次の新芽は槍状みたいです。
11月17日 この時期にしては珍しいことに10℃〜20℃を維持していてかなり暖かく、まだゆっくりですが動いています。
今年は枯れた新芽を除いて7枚展開。この新芽で最後かな…今回こそは、傘で雨雪除けして守りたい。
今後の成長もレポートしていきます。
2019年
野良のアフリカチリヤシ
なかなか発根しないので土の上に適当に転がしておくと3年ほどで発芽してくれるようです
これも野良の苗でした
アフリカチリヤシの種まき
種まき
Jubaeopsis caffra (アフリカチリヤシ)
酸欠にならないように発芽種子を入れていました。効果があったのかわかりませんが・・・
珍しく発根が早かったため気づくのが遅れて根がはじけてしまい心配です。
ミズゴケで覆って深鉢に植えました
しばらくして芽が出ましたが・・・
生長点が底つき寸前!
アフリカチリヤシは芽の生えてくる位置が深いですね〜
深さ20センチのポットだと全然足りません
胚乳がまだ養分を送っています
発芽後の植え付けは深さ35センチ以上が安全かな。もしくは芽が出てから植え替えるといいのかもしれない。
2020年
その後の袋蒔では発芽率が良くなかったので大型バケツの底をくり抜いて水苔に蒔いていました。
すると7月の長雨の時期に全部が発根していました。発根後に腐ったのもいくつかあります。
Nhiro様の情報と照らすと、アフリカチリヤシは水苔を結構たっぷりめに濡らした状態が発芽しやすいみたいです。
発芽は土の深いところで始まるので植え付けが難しいです。
植え付けの深さを種の位置に合わせると根の伸びしろが無くなってしまうので・・・
やはり葉がある程度育ってから植えなおすのが良さげ?
形の綺麗なものからヤフオクに出品していきますね
左2つは発芽してから手をつけていません 右2つは植え直し済み
こちらは植え直し済みです。
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