2022年11月〜12月

広島県尾道市 因島アメニティ公園

カナリーヤシとワシントンヤシ

瀬戸内海式気候クライメートゾーン9a、積雪がないためアフリカ・マダガスカル系やナツメヤシが植えられるかもしれない。
福山市でマナンベパームの越冬を確認しました。雪に弱いアフリカチリヤシの地植えもできそうです。


越冬準備

北側の地植えスペースに屋根をつくりました

地植えしているのは、ディプシス アンボシトラエ、マナンベパーム、アンドリンギトラパーム、シアグラス カンピロスパザ

冷たい雨と雪から保護できれば十分ですがよくばってプチプチでミニ温室にしてみよう。
成長するごとに高さをあげていく計画で3年は保護したい。根が深く潜り耐寒力を得たところで屋根を撤去します。

ひと月の間にカンピロスパザが天井に到達。高さ設定が甘かった…
内陸の国パラグアイ産でシルバークイーンに次いで最も南に自生するシアグラスといわれます。

寒波の夜は爬虫類保温球を点けます。

奪われた赤外線をつぎ足すように照射すれば霜が降りにくくなるか実験。Wi-Fiで遠隔操作できるようにしました。

くお〜これは台風並みの風で満遍なく入り込む雪のようだ。

側面を覆ってなかったら危なかった。


アフリカチリヤシの保護

傘に入りきらなくなったので縛ります。

パラソルでアフリカチリヤシとチュニオフェニックスを雪から保護
その後、強風により根元からぽっきり逝ってしまわれました。

風を甘く見ていた為パラソル作戦失敗。舞鶴のほうでは最大瞬間風速26.9mだったとか。

本当の地獄は屋根の雪が落ちる頃かな…


ニカウヤシとブロンズパームは屋根から落ちる雪に埋まります。
今冬はオニラヘンシスを5か所に置く実験します。その内の一つがここ。降雪時はオニラヘンシスのみパラソルの下に避難させます。


温室の準備

120p水槽を温室に置きました。水位を半分にして水耕栽培もやります。

いままで使ってた川砂は水質をアルカリ性に傾かせるため水草水槽に向かないそうなのでセラミックソイルにして
川砂はアルカリの好きなブラヘアに転用します。


以前の90p水槽はグロウボックス内の発芽苗に転用

密閉環境は温度が安定し、これぞ本当の温室という感じ。庭の温室は隙間だらけ、風よけを施した屋根なのかも。

熱帯系のヤシは10月からグロウボックスに移動しています。


水耕栽培第一弾

左からチャメドレアラディカリス ディプシスオニラヘンシス ラフィアオーストラリス
土では根が窒息しそうなので溶岩砂利を使っています。
蓋より上にあるラフィアの葉っぱ

12月入ってから成長しています

また成長報告します


ビニールを張ります

今回はいつもより狭いです

来年地植えしたいバコナパーム(ディプシス バロニー ブラックペティオ―ル)


間接照明作戦

ここはゾーン10aのヤシがいるので少しでも保温したいところ

外部フィルターのパイプ回りが暖かいので利用してみたい

ハスクチップで覆って

ガラス蓋をして

タイマーで爬虫類保温球を夜間点けます。


追記

やけに葉が寝てるな〜と思ってたら、どうやら猫の寝床になっていたっぽいので中空ポリカで仕切りをつくりました。
ここの苗が大きければ猫の体温の恩恵を受けられるんだけどね。

温室内にも保温球を設置しました。

こちらはWi-Fiで寒波の夜のみ点灯します。

空気を暖めるのではなく表面を照らして放射冷却を和らげるのが狙い。


屋外越冬組

雨が降る度に地温が下がってゆくのを感じます

耐寒ヤシは11月が最盛期。

12月から枯れだし5月にはボロボロ、梅雨入りで急成長、7月後半から暑さの為ボロボロ9月から回復のループ
栽培に向いていないようでもヤシに限定した致命的な害虫と病原菌は一切現れないのは恵まれてるのかも。
ストーンゲートパームは繊維カットされた状態での初越冬

下はマナンベパームとアンドリンギトラパーム

地植えのイラワラキングパーム

この寒さで新芽が伸びて、とうとう展開してしまいました。

新葉は越冬中に枯れてしまうかも。

ここはホットスポット。とはいってもアメダス最低気温と同じなので氷点下になれば土はカチコチに凍ります。

日陰なので雪が解けるのは遅いです。ただ建物の輻射熱と赤外線の反射で葉っぱが守られて枯れません。
上の画像が広葉ラディカリス、下がミクロスパディクス。やっぱり別のヤシかな?

上から

1月の様子

イラワラキングパームの葉の下でニカウヤシとブロンズヤシが越冬しています。

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