冬蒔きに挑戦
2026年1月20日
大寒(だいかん)1月20日〜2月3日頃
二十四節気の第二十四番目、一年で一番寒さが厳しくなる時期
空気中や水中に雑菌が少ないため伝統的に食品の仕込みや醸造が行われる

外の温度は-5℃
今回は種を水没させず、袋に入った種を霧吹きで湿らせて28度の加温水槽内に1週間置いてみました
保温力に優れる発芽育苗器 菜友器(さいゆうき)を使います

用土は 鹿沼土2:種まき培養土2:ココチップ2:バーミキュライト1
土の上にミズゴケでマルチング 底面はゼオライト
| 学名(聴こえた発音) | 通称 | 入数 | 状態 |
| Ceroxylon parvifrons(セロクシロン パールヴィフロンス) | ゴールデンワックスパーム | 112 | 1月20日播種112 |
![]() アンデス山脈 標高2100〜3500mに分布 ヤシ科のなかで最も高い標高に生育する 葉は硬く上向きのアーチ状で、まるでハサミで切り取ったような整った輪郭を持つ 小葉の表面は濃い緑色で裏は黄金色の被膜で覆われるため「ゴールデンワックスパーム」と呼ばれる 幹は細いものから頑丈なものまで様々で薄いワックスの層で光沢があるそうです。 |
|||
| Burretiokentia hapala(ブルェティオケンティア ハパラ) | ドレッドロックパーム | 10 | 1月20日発根9 枯死1 |
![]() ニューカレドニア グランドテール島北部 急斜面に自生 ニューカレドニア産で最も適応力のあるヤシの一つ、耐寒性も比較的強い Germinated(発芽済み)として記載された種子を送ってもらいました。 過去に種子が輸送中に発芽したため植物防疫所で処理されてしまったことがありました。 すでに発根した状態で冬の輸送は懸けで、死着1個で済んだのは幸運だったかも ![]() 右のラノニアは10個のうちカビが付いていた1個を処分しました。 |
|||
| Livistona inermis(リヴィストーナ イネルミス) | ウィスピーファンパーム | 10 | 1月20日播種10 |
![]() オーストラリア ノーザンテリトリー州とクイーンズランド州 砂岩の峡谷や露頭に自生する 幹と小葉の細い華奢な姿で、ビロウ属でもっとも美しいと評価する人もいます。 種小名「Inermis」はラテン語で「トゲが無い」を意味するように葉柄にトゲがない とても楽しみにしている種ですが、乾燥状態っぽい感じなので少し湿らせて置いていた |
|||
| Lanonia sp. 'Large Mottled'(ラノニア エスピー ラージモトルド) | ラノニア sp.ラージモットルド | 10 | 1月20日播種9 発根1 処分1 |
![]() ベトナム北部の丘陵地原産 RPSによると今最も注目されているヤシとのことです。 葉に艶があり斑点が多く高さ4mになるそう 前回の種は発芽しなかったので再挑戦 蒔く前に湿らせて28度の水槽に1週間置いていたところ1個に発芽が見られました 昨年同時に蒔いたラノニアsp.ハーディマプはグロウボックス内で越冬させています |
|||
| Bismarckia nobilis 'Silver'(ビスマルキア ノビリス シルバー) | ビスマルクヤシ | 100 | 1月20日播種4 |
![]() ビスマルキアは直根性なので発芽を確認したらロングポットに植え替えなくてはなりません 今回は4個だけ播種しました 残りは暖かくなってからロングポットで蒔こうと思います |
|||
| Phoenix paludosa(フェニックス パルドーサ) | マングローブナツメヤシ | 10 | 1月20日播種10 |
![]() インドから東南アジアまでの沿岸湿地帯に自生する株立ちのフェニックス 種小名はラテン語の沼地を意味します。 かなりトゲトゲしい葉柄で株立ちするので扱い難そう 自生地では一般的に見られ、観賞用として植えられることはあまりないそうです。 |
|||
| Attalea cohune(アタレア コフネ) | コフネヤシ | 10 | 1月20日播種10 |
| メキシコ 中央アメリカ マヤ文化で最も重要な木の一つで、種子から採れるコフネオイルは広く利用されている 最低温度-5℃ということで、産業を支えるElaeis guineensis(ギニアアブラヤシ)よりも耐寒性があって同じく油糧作物となる可能性があります。 ![]() コフネヤシの種は以前何度か蒔きましたが、発芽したことは一度も無し 今回もイマイチな感じだったので水槽栽培中のリクアラマプーの鉢土上に置いていたところ 翌日には醸した雰囲気になり水槽内からイースト臭漂っていたのでそのうちマプーの栄養になったりして |
|||
| Gaussia maya(ガウシア マヤ) | マヤヤシ | 10 | 1月20日播種10 発根1 |
![]() メキシコ グアテマラ ベリーズ 石灰岩の丘の上に自生する 葉数が少ないが小葉が斜めにまばらに伸びて羽状を形成する 透いた雰囲気のヤシ 土壌を選ばず環境耐性があるものの強風で倒れやすいそうで台風が通ると厳しいかもしれない 蒔く前に湿らせて28度の水槽に1週間置いていたところ1個に発芽が見られました 到着時にも呼吸しているような新鮮な雰囲気でした |
|||
| Chamaedorea tepejilote(キャマエドレア テペヒローテ) | パカヤパーム | 10 | 1月20日播種10 発根2 |
![]() メキシコ南部 中央アメリカ コロンビア北部 森林の下層に自生 チャメドレア属で最も太くて高い幹を持つ 種小名はナワトル語で「山のトウモロコシ」を意味する 開花して間もない花序は食材「パカヤ」で、生食や揚げ物にして食べられる 蒔く前に湿らせて28度の水槽に1週間置いていたところ2個に発芽が見られました。 パカヤパームは状態にムラがあって出ない種は何年待っても発芽しない 今回は当たり種のようで感謝感激! |
|||
| Ravenea rivularis(ラヴェニア リヴュラリス) | マジェスティパーム | 2025年発芽 | |
![]() マダガスカル中南部 マンゴーキー川 オニラヒ川水系 川岸の水溜まり、谷底の沼地 幹は灰茶色で中央部に向かってわずかに膨らむ 内側は柔らかい 葉は明るい緑で葉柄に灰褐色の被毛がある 樹冠に16〜25枚も保持できる このヤシは熱と水と肥料を好み、特に夏は根が常に湿っている状態を好む 一方低温と樹冠の湿気を嫌うため頭上からの水やりは危険とのこと この発芽苗はグロウボックス内のビニールで覆っていますが環境障害が出ているように見えます |
|||
| Chrysalidocarpus onilahensis 'Drooping Leaf' (クリサリドカープス オニラヘンシス ドローピングリーフ) |
オニラヒヤシ'枝垂れ葉' | 2025年発芽 | |
![]() マダガスカル南西部 オニラヒ川 イサロ 非常に多様なオニラヒヤシ これは垂れ下がった葉を持つタイプと明記されている 全体がライムグリーンで幹に白い粉が付着する 粉は反り返ったタイプよりも層が密になるそう 前回の無印オニラヒヤシはアレカヤシに似た姿になっています |
|||
| Allagoptera arenaria(アレガップテーラ アレナリア) | シーショアパーム レスティンガパーム |
2025年発芽 | |
![]() ブラジル東部のバイーア州、リオデジャネイロ州、エスピリトサント州のレスティンガに自生する レスティンガ(Restinga)は、ブラジル東海岸沿いの砂丘地帯に形成される独特の海岸生態系 土壌は四紀の海洋堆積物から形成された、砂質で酸性が強く、栄養分が非常に乏しい 強風、高い塩分濃度、乾燥といった厳しい環境条件に適応した、 中低木の樹木や低木、草本植物のモザイク状の群落で構成されています。 植物は、深く根を張るシステムや塩分耐性といった特殊な適応能力を備えています。 属名は古代ギリシャ語の「変化」を意味する「アレジ」と、「翼」を意味する「プテラ」 渦巻き状に変化する模様の羽状葉に由来します。 種小名アレナリアはラテン語の「砂地に生えし物」を意味する。 化石記録によると最も古いヤシで、他のすべてのヤシの先駆けであると考えられています。 カリフォルニア州リバーサイドで-7℃の寒さから38℃の高温まですくすくと育ち、ジョオウヤシよりもタフだったそうです。 |
|||
タグの数が足りないので配置メモ

涼しい気候で育つCeroxylon parvifronsを外側に
すでに発芽している種は照明の近くに
蓋を被せてサーモを28度に設定

発芽しますように(‐人‐)ナムナム
戻る