2026年〜2027年
越冬記録その1
10月29日
前日は木枯らし1号が吹きました

実測気温(地上から約3.5m)はアメダスと比べて 最低気温-1.3℃ 最高気温+1.5℃
リクアラ・マッタネンシス'マプ'(Licuala mattanensis 'Mapu')


13℃切ると冗談ではなく本当に枯れます。
熱帯植物は10℃〜15℃で細胞の脂質が固まり低温障害が発生するため凍結以前の問題です。
また、低温障害で光が当たると光合成の処理が追い付かず活性酸素が増えてダメージが加速する。
そのため熱帯系は準低温下の暗所で成長を止めて越冬させる方法も良いかも。
マプは10月入ってすぐ取り込みました。

マプは小型で90センチ水槽にポンと収まるのが良い
水槽内の温度と湿度を高め弱った苗を早めに避難させます
ブロンズパーム( Oraniopsis appendiculata)
ニカウヤシ(Rhopalostylis sapida)

涼しい時期に入るとむしろ元気になるヤシ
凍結に強いけど光に弱い 日光があたる部分だけ線を引いたように枯れ、全体当たれば致命傷に
脂質を自動車用オイルに例えるならマプは夏用オイル、ニカウヤシは冬用オイルといった感じだろうか
ラノニア・ダシアンサ(Lanonia dasyantha)ベトナミーズ・パラダイスパーム

トラリィヤシの下で地植えされている
こうして見ると結構大きい
そのダシアンサより大きくなるという
ラノニア sp.ラージモトルド(Lanonia sp. 'Large Mottled')

新しく ラノニア・ユンナネンシス(Lanonia yunnanensis)の学名が記載され
今世界のマニアの間で最も注目を集めているヤシ
自生地はダシアンサと同じくらい涼しく耐寒性を期待できるとか
過去にエクゾさんで販売していた模様の濃いダシアンサは新種だった可能性も?
梱包方法の模索

団扇状の水平葉は縦に縛ることが難しいのと
揺れで大きくスイングしてしまい可哀そうな感じ
葉の下にエアークッションで挟んで揺れないようにしてみました

蒸れないよう通気口を開けて上箱を固定、無事に届きますように
いつもありがとうございます
将来ダシアンサのように地植え可能なヤシとして普及したら素晴らしいですね
小型温室設置前
温室が完成したら観察できなくなるので

ポテトチップパーム(Chamaedorea tuerckheimii)

花が咲きました 雌花のようです

左の株はまだ咲いてません もし雄株だったら種で増やして皆様にお届けします
ポテトチップパームは小さくて丈夫、栽培しやすいですよ
チャメドレアの比較
チャメドレア・テペヒローテ(Chamaedorea tepejilote)パカヤパーム
チャメドレア・メタリカ(Chamaedorea metallica)メタリックヤシ
チャメドレア・テネラ(Chamaedorea tenella)エルフィンパーム
チャメドレア・ステノカルパ(Chamaedorea stenocarpa)ラスクルーセスエルフィンパーム

混同されやすいメタリカとテネラを並べて植えているので比較すると、
成熟した株の大きさが全然違っていてテネラはメタリカの半分以下の大きさしかありません。
ステノカルパはダンゴムシの食害により葉っぱ一枚だけになってしまいました。
ダンゴムシ用の殺虫餌を置くことで食害は一旦おさまりました。
上から見たチャメドレア・テペヒローテ(Chamaedorea tepejilote)パカヤパーム

根をダンゴムシに食べられ成長が鈍化、最初の花芽は落ちてしまいました
ダンゴムシは一見無害にみえますが数が増えると狂暴化し気根や葉を激しく食害するようになる
一般的な殺虫剤は効かない厄介な害虫です
ラフィア・オーストラリス(Raphia australis)コシパーム

最後の1苗 水槽栽培なので地植えリストに入っていません
リノスパディクス・モノスタキオス(Linospadix monostachyos)ウォーキングスティックパーム

温室内を剪定して明るい光がさすようになると葉焼けしました これは日陰のヤシです
3本の同期を植えていますが、1本はダンゴムシに食べられ続けて全長5センチのまま
アフリカチリヤシ(Jubaeopsis afra)矮性?

実生で出現したテーブルヤシサイズの羽状葉になった超コンパクト株
マダガスカルクリフパーム(Ravenea cycadifolia)が思いの外大きいので堀り上げ入れ替えで地植えしました。
ココヤシ盆栽みたいにこのサイズで幹上がりしてほしいです 尚、大きくなったら掘り上げる予定
シアグルス・インシグニス(Syagrus insignis)ミニチュアココナッツ
シアグルス・ウェッデリアナ(Syagrus weddelliana)ブラジルヒメヤシ
シアグルス・カンピロスパサ(Syagrus campylospatha)

インシグニス(RPS2024年のロット)は羽状葉化が早い ブラジルヒメヤシと並べて植えて比較中
環境の違いかもしれませんがインシグニスのほうが葉柄が短くて黒っぽいような気が
シアグルス・インシグニス(Syagrus insignis)RPS2026年のロット
RPS2026は種が大きくジョオウヤシのような大型の単葉になります このロットを100個追加で注文しました
インシグニスの屋外越冬実験は和歌山でも成功しておらず、耐寒性に不安があるため一部を水槽に避難
カンピロスパサは4本のうち1本が羽状葉化しました

半日陰の環境でやや徒長気味 強光が好き?
バコナパーム(Chrysalidocarpus baronii 'Black Petiole')

枯れ葉を取り除いてみたところアレカ・ヴェスティアリアのような赤い幹が現れました
光に晒されると赤が極限に濃くなった黒に変化していくのでしょう
ワイルーレッドリーフパーム(Chambeyronia houailouensis)

一番葉焼けしやすい感じ 和歌山の株も遮光ネット下で葉焼けしています
ニューカレドニアのヤシはどうも気難しい印象
ワサワサになっていたバロニーの葉を剪定して透かした

シアグルス・ホーネイ(Syagrus hoehnei)の葉が邪魔な高さになってきたので支柱で支えた
ホーネイの花

1回目は開花までいけず…次に期待!
チャメドレア・ラディカリス・アルボレセント(Chamaedorea radicalis arborescent)

6月の台風で滅茶苦茶になりましたがなんとか復活
果物もたくさん収穫できそう

台風で折れるから世代交代分の栽培しなくては
道路沿いのアルボレセントも幹が上がってきました

収穫した種から育ったアルボレセント2〜3年生苗 いつでも出荷できます。

問題は、背が高いので通常種よりも送料が高くなってしまう点
現行200サイズだと送料4470円かかります
チャメドレア・ミクロスパディクス(Chamaedorea microspadix)

ハーディバンブーパーム(耐寒竹ヤシ)
これとラディカリスとダシアンサは耐寒性が抜きんでていて
3種揃えば屋外で驚くほどトロピカルな庭園が作れますよ
露天のハーディバンブーパーム

ここは開けているので結構枯れこみますが、ライトヤシやビロウは越冬できないのでより強いのかも。
春に葉が全部落ちて、再び出る新芽は厚く淡い緑の葉になります
奇形葉を持つ実生苗コレクション

どんな姿になるかな?
撮影スタジオをつくりました

シェード(不透明)、LEDライト、リモコン回転盤、最低限の設備で

昼間は光の干渉があるから日没後に撮影します
秋のなんばパークス

オタロードから微妙に遠くて行けてませんでした
ブラヘア・アルマータ(Brahea armata)

小さいアルマータも幹が上がっています

マザリパーム(Nannorrhops ritchiana)

耐寒性が強いとされますが耐湿性が弱いとのことで地植えされた株は非常に珍しい

用土に軽石などを混ぜるなど排水される工夫をされているのでしょう
ボルケーノファンパーム(Chamaerops humilis vulcano)

地味に幹が2倍くらい伸びてました
ユスラヤシ(Archontophoenix alexandrae)
ビロウ(
Livistona chinensis)
クロツグ(Arenga engleri)

ユスラヤシ前からあったかな?

ちょっと他と違った印象の ブラヘア・アルマータ(Brahea armata)

棘が控え目で上部がぺたっと垂れて葉の集まりが二層に分かれてる感じ
対岸から ビルと植物の調和に感動

その2へ続く
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