種まき
2019.4.1


Juania australis(フアニア オーストラリス)

自生地:ファン・フェルナンデス諸島
ロビンソン漂流記のモデルになった島で、ロビンソンクルーソーパームと呼ばれます。
火山性で太平洋中最も古い孤島ということで、珍しいケロキシロン亜連がこの島に分布していることに神秘性を感じます。

やはりケロキシロンのように熱帯気候で育てられないタイプで、
アイルランドの沿岸のような湿気の多い温帯気候に適しているとのことです。
日本の気候に向いているともいえるし、夏は暑すぎるのかもしれません。

あまりにも希少で、失うことが許されないヤシですから最大限の保護をします。

幹が淡い緑のヤシです


発芽の遅いミクロトラリヤシの種子に過酸化水素水を使ってみる実験
※この実験結果は未定なのでお勧めできません

Parajubaea torallyi var macrocarpaの果実

こんなサイトを見つけました
オキシドール(3%の過酸化水素水)1:水5の混合液で発芽を促進させる
https://www.dutchseedsbank.com/blog?b=9


こちらは去年12月に輸入したミクロトラリヤシの果実で到着から3か月が経過しているものの青いままですね。
今までは果肉が熟してから手で剥いて洗浄後にダコニールなどで殺菌という方法でした。

今回は、果肉がついたまま過酸化水素水5倍希釈液に沈める実験をします。
目的は・・・
1.果肉の除去
2.カビや細菌の排除
3.発芽促進
4.酸素供給

園芸に使える過酸化水素水
植物を元気にする、果物や野菜を洗う、たい肥の熟成を速める
https://cucanshozai.com/howto_english/2017/02/hydrogen-peroxide-uses.html


こちらのサイトによりますと酸素系漂白剤の過酸化水素濃度は3%〜5%ということです。
http://sentaku-shiminuki.com/sentaku/pointo-hyohaku.html



ワイドハイターEX5倍希釈液を使って3日浸してみました。

果肉が剥がれやすくなった気がしますが内側の果肉が硬いままだったので・・・

オキシドール5倍希釈液で仕切り直しします。

酸素の泡が出てます

つづく
※この実験結果は未定なのでまだお勧めできません


1月に入手したレバノン杉の種

水に浸した後、冷蔵庫で1か月冷やしました。
2月に蒔いて3月中旬に発芽を確認

レバノン杉の蒔き方で重要な点に、
・夏に発芽させてはいけない
・種まき培土は砂であること
を強調していました


飯田様からチャメロプス・セリフェラの種子をいただきました。

モロッコ原産のチャメロプス地域変種でシルバーリーフが美しいヤシです。
発芽率良好とのことで楽しみです。