2018.1.19

Arenga engleri

クロツグヤシ
真冬の陽を映して



Zone9bの限界

1/14のアメダス最低気温-2.9℃ 当地は‐3℃以下になったと思われます。
現在穏やかな日が続いていますが1月末に寒波が控えているので用心を。


軒下のモンステラの葉が霜にやられました


Caryota maxima(ヒマラヤクジャクヤシ)


Arenga micrantha(ヒマラヤクロツグ)
一般のクロツグより寒さに強いはずなので日焼けかもしれない。


Jubaeopsis caffra(アフリカチリヤシ)


Brahea sarukhanii(サルカンヘスパーパーム)
霜のダメージを受けたか他の要因かもしれない


Phoenix rupicola(イワヤマナツメヤシ)
まだダメージを受けていません


Phoenix reclinata(セネガルヤシ)
実生からずっと屋外越冬させています。タフな種だけが生き残りました。



Ceroxylon quindiuense(セロクシロンクインディウエンセ)
初の屋外越冬。-3℃は平気そうです。


Cyphophoenix elegans(キフォフェニックスエレガンス)
こちらも初。耐寒性が期待できます。


Chamaedorea tenella(チャメドレアテネラ)
初地植え。温室の隣なのでいけるかな?


冬も楽しめるヤシ


Trachycarpus wagnerianus(トウジュロ)
純粋な温帯のヤシで熱帯域だと育ちにくいといいます。
そこそこ寒い日に水やっても凍っても雪が積もっても平気。冬も楽しめるヤシですよ!
PACSOAではfortunei(ワジュロ)とwagnerianus(トウジュロ)はシノニム(同義)とされています。
私はビロウのように子葉の先端が垂れているのがワジュロで
チャメロプスのように硬い団扇状なのがトウジュロと認識しています。
また、両者の中間はアイジュロと呼ばれます。


Trachycarpus princeps(ストーンゲートパーム)
耐寒力は一般のシュロと同等。ただし夏の暑さと乾燥には弱く突然死することがある。

アルカリを好むということなので苦土石灰をまいたりしています。


Brahea clara
砂漠に適応したブラヘアは湿気に対する弱さがネックとなりますが
その中でブラヘアクララは比較的湿気に強く日本の気候に適していると思われます。
下は上のクララの5年前。まいまい様のところから来ました。

クララの生長速度は群を抜いています。



温室と加湿

YK-2と農電ケーブル、各種ファンを使って凍らない程度の最低温度をキープすることができたものの次の問題が発生。
温室を暖めることにより外気との温度差で超乾燥状態になってしまいました。
小ポットのユスラヤシが一斉にドライ化し、半乾燥状態で管理していたマダガスカルのヤシまでドライヤシになりかけています。
冬至から1か月になろうという頃、これから日差しが強くなり夜〜昼との温度差でさらに乾燥すると思われます。
早急に対策せねば!


2階から入室

はしごを降りて1階へ。ユスラヤシは私の一番好きなヤシです。

ユスラヤシは真冬も水を吸い上げるのでこの時期もしっかり水やりしないと枯れてしまいまうのです。
越冬で難しいと感じるのは凍らず乾かずのバランス。凍らない環境ならむしろ水を多く与えて良いのでは。

マダガスカルのヤシは水をやりすぎると前冬の二の舞になってしまうかもしれないので
以下の方法で乾燥対策しました。

その1 温かい水槽を置き湿度を上げる。
その2 この温かい水を霧吹きに使う。
その3 YK-2を使って水を沸かし温室内の湿度を上げる。

水槽に使っている発泡スチロール(野菜箱Ti)
保温力が凄く150wのオートヒーターで26℃をキープし寒い日は湯気が出るほど。干上がりに注意。
水中ポンプは水中に入れっぱなしで問題なく動作しています。
根は休眠しているでしょうからシャワーではなく霧で葉を湿らせるように与えています。

YK-2の上に鍋を置いて加湿

これはやめたほうがいいな・・・といいつつ、サーキュレーターで湯気を吹きかけると

湯気を浴びた苗がまるで夏の頃のように張りと艶が出てきました。
保温器の近くは特に乾燥する上、植物が休眠していないのかも。
暖かく湿った風を運ぶ対馬海流の原理。これは良いかもしれない!
応用できないだろうか・・・尚、水は数時間で蒸発して空っぽになります。


ウッドソニアナの展開が進んでいます。


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拙いサイトですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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