2018/1/12

アメダス日最低気温-1.8℃ 実測最低気温約-2.2℃
防火バケツの水がカチコチに凍ってました。これから2か月間が寒さのピークです。


2017〜2018越冬記録


室内への取り込みは、亜熱帯性を10月後半、半耐寒性を12月前半に行いました。

半耐寒性はクライメートゾーン9bを指しますが屋外越冬させられるものもあります。

11月以降、寒くなったからと水を控えるとカラカラに・・・。

左側は木陰で雨が当たりにくくて土が乾いてしまった。乾き具合を観察しつつ水やりを続けるべきでした。


温室を暖める


2種類の温室保温器を使ってみます。
どちらも加温が目的でなく空気を循環させることで霜をつきにくくさせる器具
ですが、狭い温室なのでちょっとだけ温度上昇を期待してみたり。


ハウス栽培用防霜器具 暖太郎 DT-R2型

ビニールハウス用の灯油式簡易ヒーターです。
空気の循環により暖気を広げることで、作物を凍害・霜害より守ります。
本体サイズ:径25cm、高さ66cm
重量:1.8kg
タンク容量:4リットル
連続燃焼時間50〜60時間
発熱量:650キロカロリー/時(ローソク44本分)

右についてるレバーでロックを外し燃焼室が倒れるギミック

ノブを押すと芯が出るのでライターで着火
ノブを引き上げると芯が下がって消火


側面の網目から空気を吸い込んで上昇気流をつくりハウス内に空気の流れを生む。
ふわっと気流が生まれてほんのりぬくもりを感じる程度。天板を触るとさすがにアチってなります。
霜を防ぐには小さな火が一つあるだけですごい違いなのだ。

満タンで深夜〜朝までなら1週間持つでしょう。燈光が漏れてまるで松本零士メカのよう。
少し灯油のにおいがありますが私は気になりません。


農芸用保温器 YK-2

本体サイズ:径37cm、高さ48cm
重量:空タンク時 3.5kg、満タンク時 8.3kg
タンク容量:約5リットル
燃焼持続時間:約20時間
発熱量:2000キロカロリー/時

燃料タンクがドーナツ型になっていて中央の底から空気を取り入れて上昇気流をつくる。
一番冷え込む地面から空気を循環してくれるわけです。細かい胞子とか花粉とか吸い上げて燃やしてくれそう。

正面のつまみで芯を上下させ発熱量を調節できます(1700〜2000キロカロリー/時)


出っ張りの鉄板を持ち上げ斜めにして隙間からライターで着火。
燃焼室が区切られて高温で燃焼ガスを燃やすので暖太郎ほど灯油のにおいはありません。

燃焼中ゴーッという音がして強い熱風が巻き上がる。やかんを乗せると沸騰しました。

燃費は満タンにしても1.5夜で燃料計がエンプティゲージを指すので暖太郎の約3倍以上食ってます。
まあ暖太郎の燃費が良すぎるだけでストーブとしては燃費のいいのでしょう。
どちらも湿気で壊れようのない構造になっているのが特徴。

用途について
・冬季、夜間の急激な温度低下の防止
・春秋時の霜の防止
・作物の生育に必要な炭酸ガスを発生させます。(有害ガスは限度以下です。)
・強力な空気の対流現象により作物の生育に良い環境を与えます。

ハウス栽培用ですので、家庭用暖房として使用禁止とのこと。



ロマン暖房ですが 練炭コンロ

マッチ練炭だと着火がマッチ1本で簡単にできる。
風口の開け閉めで火力調節できる。
魚焼いたりコーヒー沸かしたり豆炭を乗せてみたり色々遊べるのがイイ。

燃焼パワーは、
石油ファンヒーター>練炭コンロ風口全開>YK-2>>水沸騰レベル>>暖太郎>練炭コンロ風口全閉
風口を全開すると炎が上がるほどのパワーだが5時間持たない。
風口全閉だと24時間近く燃えている感じ。調整幅が広いが確実じゃない。
欠点は着火時の煙と匂い。焼却灰ごみが出る。灰が消火しているかわかりづらいなど。
灰を用土にと考えたけど濡れると粘土質っぽい。木炭の灰なら大丈夫かな?
練炭14個入りで3000円前後。灯油なら36リットル分、熱量と比準している・・・?


農電ケーブル 暖太郎 YK-2 練炭 ぜんぶ点けて一晩加温テスト


外気-1℃で温室内3℃・・・前冬の農電ケーブル1本の時より低い
前冬と比べて天井が中空ポリカ1枚のみ、面積がY軸2倍、X軸4倍に伸び、隙間も相当増えたので当然か・・・

そこでシーリングファンとサーキュレーターを導入


なんと空気を回すだけで最低温度10℃近くまで上昇。
それだけ温室内の温度に偏りがあるということか

温室の加温でチャメドレアウッドソニアナが展開

この魔力に魅かれて農電ケーブルとYK-2とサーキュレーターで稼働中。
灯油代がかかるけど最低温度5℃を維持
しかし、また新たな問題が・・・

それについてはまた後日

ちなみに石油ファンヒーターで暖めるとあっという間に15℃突破!

加温力は圧倒的だが燃費が悪いのと安全装置が働いて3時間で自動停止するので温室には使えそうにない。


白熱電球が案外暖かい


こりゃいいと思って点けっぱなしにしてたらバッテリーが上がりに・・・
というより1台寿命になってた。バッテリーから硫黄みたいな臭いがしたら要注意。




保湿BOXを作る

※2018年越冬後追記
この試みはスポンジが水を吸収したままになりBOX内の空気が乾燥してしまい失敗でした。
特に中央部分の苗の乾燥が酷かったようです。




冬の水管理がよくわからないので加温と加湿でごまかす
要はお風呂場のような環境を作る企画


発砲スチロール箱にパネルヒーターを置く

最近ホームセンターでピタリ適温プラスが置いてないので、代わりのうさぎ用パネルヒーターです。
箱が余裕で入るサイズのポリ袋をかぶせる

さらにもう1枚ポリ袋

スポンジを敷いて

スポンジの上にバーベキュー網を乗せスポンジに水を吸わせる
 ※ステンレス製じゃないとすぐ錆びるよ

バーベキュー網に鉢を置いていく
詰め込んだらポリ袋の上を大きい粘着テープで閉じる。
完全に閉じ切ってしまわないで端に隙間を残すと水を追加するときに便利。

ヒーターの電源を入れると結露が発生。
ポリ袋が結露の重みで植物を圧迫するので洗濯ばさみで吊ってみた。
あまり冷える場所だと植物が休眠してしまい保湿が逆効果なので暖かい場所に。
日光を当てるとたぶんサウナ状態になるので日光は遮ってLED照明が無難。
LED照明はテープLEDと12V電源を使っています。



本日は以上です

TOP